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休職と傷病手当とうつ病

高校を卒業して介護の職に就きました。順調に資格も取り転職をして生活をしていた時、突然うつ病になってしまったのです。
電車に乗るのはおろか、外に出ることすら出来なくなり職場に休職の届け出を出したのです。
休職期間中は給料は発生しませんでした。生活は貯金と家族が支えて成り立っていた状況です。
休職期間中、私は外に出られる時は河川敷きを散歩したり、寝ているしかできなかったのです。
毎日、外に出た日は印をつけ、出られない日はひたすら目を閉じ一日が早く終わるのを願って過ごしていました。
その内、動く元気が出てきた時、私は漸く傷病手当を受給する為に保険会社に問い合わせ受給を開始しました。
定期的に支払われる傷病手当を家族に渡すことで私は少しだけ自宅の中にも居場所を見つけることができました。
それまでの自分は自宅に居ても、家族に囲まれていても何処か疎外感を感じ、宙に浮いたような状態だったのです。復職に向けて動くにはまだまだ身体はついてきてくれません。お金が減り、家族からも責められ肩身の狭い思いをうつ病の人間が感じれば病状が悪化してしまうのは目に見えて明らかでした。
傷病手当のおかけで私は復職するまでの間、心をゆっくりと休ませる事ができたのです。
お金がすべてでは無い、そういう方もいるでしょう。ですが生活をするならお金が必要です。休職をするのもお金があるからできるのです。傷病手当は休職してすぐ貰えるものではありません。もちろん、加入している保険にもよるでしょうが、私の場合はある程度休職しているという実績を提出しなければなりませんでした。
うつ病は1日2日で治るような病気ではありません。長い期間をかけてゆっくりと心を休ませ、やる気を注いであげなければ治らない病気です。そしてうつ病を治療するにはとても高額な医療費を支払はなければならないのです。
その中で傷病手当は本当に救いでした。傷病手当がなければ治療はおろか、生活すら出来ないのです。
貯蓄があれば、そもそも休職さえしなければ必要ない、そう思う人もいます。ですがうつ病もケガも急にやってきます。避けて通れない時が必ずあります。そんな時は無理をせず、家族を頼り会社に休職を願い出てゆっくり休みましょう。
お金が心配でも大丈夫です。ちゃんと休職している人には救済措置が用意されています。うつ病で休職になったのなら傷病手当の他にも高額医療を減額してくれる制度もあります。

リワークのような休職中の人のためのリハビリプログラムのある施設を利用するのもいいでしょう。

ゆっくりと心と身体を休ませ、また元気に働ける様に、その為の休職。
私にとって休職は必要な期間でした。うつ病を直し、再び会社で笑いながら働くための、必要な制度でした。